| ロッキー |
| 我が青春にとって、金字塔的映画の1つです。 |
| 北陸の地方都市で生まれ育った私が、就職に有利だからという理由だけで地元の進学校に入学し、人生の目標を見失っていた時期。 |
| そんな暗中模索していた頃、始めてこの鮮烈なボクシング映画を見た訳です。 |
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| もう脳天から爪先まで、電流が走ったような衝撃に襲われた私。 |
| 映画館を出てくるや否や、自分が主人公のロッキーになったように通りを走りながら、シャドーボクシングをし始めたりして、 |
| もう完全にヤラレてしまいましたね、この映画の持つ魅力に。 |
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| 舞台は、フィラデルフィア。その街でヤクザな生活を送っていた3流ボクサーが、ふとしたきっかけから世界タイトル戦のリングに上がる羽目に。自堕落だった 自分をそれぞれの立場から懸命に応援してくれる周りの人々の気持ちに応えようと、過酷なトレーニングに耐え、試合に臨もうとするロッキー。数個の生卵を一 気に飲み干すシーンやフィラデルフィア美術館の正面玄関の階段(後に、ロッキー・ステップと呼ばれるようになった)を子供たちと駆け上がっていくシーンは 余りにも有名。 |
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| そして、試合当日。誰もが予想しない善戦を繰り広げたロッキーが、殴られ腫れ上がった瞼で「I love you, Adrian !」と叫ぶシーンに、エンドロールが流れ、あの名曲が重なるラストは圧巻。 |
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| この映画との出会いが、後年、私をフィラデルフィアに導いてくれるというおまけまでついた、私にとっては生涯忘れ得ぬ名作です。 |